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FX(外国為替証拠金取引)のリスクについて


FXは投資ですから当然それに伴い、リスクが発生します。

外貨預金や外貨MMFなどと比べても、取扱業者の数も多く、取引条件も様々ですので、しっかりリスクを認識して、管理していくことがより重要になります。

ここではFXのリスクとその管理について私の考えを紹介してみたいと思います。


<取引業者の信用リスク>

FXを始める前に真っ先に考えないといけないのは、取引業者の信用リスクです。

法整備が進む前は詐欺まがいの行為を働いて、社会問題になった悪質な業者もいましたが、2005年7月に施行された改正金融商品取引法(「金融商品の販売等に関する法律」)およびそれに伴う各種施策の実施により、あからさまな悪質業者の話はあまり聞かなくなりました。

しかし、いわゆる悪徳業者がなくなったからといって、業者の信用リスクがなくなったわけではありません。

なぜなら、別に悪意が無くとも、その業者自体が経営に行き詰って倒産するようなことになればそこに資金を預けている我々も被害をこうむることになるからです。

業者選びについては「取引業者の選び方」のコラムで詳しく紹介していますので、ここでは省略します。


<為替リスク>

何といっても最も多くの人が損失をこうむる原因はこの為替リスクでしょう。

外貨投資である以上、為替変動による損失は避けようがありません。

しかし、FXでは外貨預金やMMFと違って、大変便利な注文方法がありますので、それを上手く活用することで、損失を最小限に食いとどめることはできます。

それは何かというと、あらかじめ売却する価格を設定し、予約注文しておくということです。

例えば、1ドル=120円でドルを買ったとして、1ドル=130円になれば利益が出ますが、1ドル=110円になれば損失が発生します。

この場合、1万ドル分の外貨を買ったとして、1ドル=110円になれば10万円の損失が発生しますが、あらかじめ、1ドル=118円になったら売却するという予約注文を入ればおけば、自動的に売却されますので、損失は2万円で済みます。

このように、自分の思惑と逆の方向に為替が動いた場合に、損失を一定以上拡大させないことを目的に、あらかじめ予約しておく注文のことをストップロスオーダーあるいはロスカットオーダーなどといいます。

長期投資として、外貨預金代わりに投資するような場合にはあまり短期的な相場動向は
気にしなくても良いかもしれませんが、ある程度レバレッジ効果を活用したり、短期・中期の投資を考えるような場合には、このストップロスオーダーを有効に活用することが為替リスクを管理する有効な手段となります。


<システムリスク>

FXの取引は「くりっく365」という独特の市場を除いて、全て業者との相対取引になります。

取引は電話などでもできますが、通常はその業者のシステムを用いて、インターネットで行うことになります。

インターネットで取引を行う以上、システムダウンや回線の不具合などのトラブルの可能性はゼロにはなりません。

システムのメンテナンスや改善は業者側も最も神経を使っているところではありますが、それでも、トラブルの可能性が消えるわけではありません。

従って、ある程度まとまった金額を運用する場合には複数の業者を使うことをお薦めします。

ちなみに、私は現在4つの業者を使っています。


<マインドリスク>

色々あるリスクの中で、私が、もっともコントロールが難しいと思うのが、自分の心のコントロールです。

最初はおそるおそる低いレバレッジで取引を始めても、少し慣れてきたり、運よく儲かったりすると、ついつい大きな取引をしたくなります。

最近は本当に少ない証拠金で大きな取引をできる業者もたくさんあり、自分の許容範囲を超えた取引を簡単にできる環境にあります。

しかし、あくまで投資である以上、当然余裕資金の範囲で、自分の許容できるリスクの中で投資することが大原則です。

きちんと取引金額やポジションの数をコントロールし、ストップロスオーダーを有効に使って損切りをすることを常に意識して取引しましょう。



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